少し前にポドミュージアムへ行ってきた。ポドミュージアムがあることは知っていたけれど、どんな展示をしているのか、どんな理想を目指しているのかはよく分からなかった。そんな中、たまたまポドミュージアムから招待をいただき、訪れてみた。

ポドミュージアムは中山間に位置していて、山麓道路を走っていると見つけられる。中文観光団地からも思ったより近い距離だ。

しかし私たちは愛で
2023年7月5日から事前来館予約で無料鑑賞
2023年9月3日 展示終了
昨年から始まった展示が、今もなお開催中。「しかし私たちは愛で」展は、人類に浸食した偏見と嫌悪についての物語を伝えてくれる。

偏見と嫌悪から生まれた憎しみや無関心が社会にどんな影響を与えるのか、それでも私たちは赦しと包容によって調和へ向かうべきだというメッセージが込められている。

最初に出会った作品は、薄い布の向こうを彷徨う人々の姿を映したメディア作品。実際に韓国で暮らすようになった外国人たちが集まって撮影したそうだ。

薄い布の向こう側にいる彼らは行き来しながら、立ち止まったり布の内側を覗き込んだりする。肌の色や顔立ちを隠す天幕は、ただ私たちと変わらない彼らの姿を映し出していた。


印象的だったのは、空港の出発案内板(ディパーチャーボード)を連想させる作品で、歴史の中で疎外されてきた人々の小さな叫びを見せてくれる。今も記憶に残っているのは、—1950年の朝鮮戦争当時のエピソード、1975年のベトナム難民のエピソード—あたりだ。

フィリピン移住者の物語が込められた作品。仕事を求めてオーストラリアへ渡ったフィリピンの人々は、課税されない50cm四方の箱に荷物を詰めて送ったという。この小さな箱に、それぞれの人生と物語が収められている。

ドイツへの派遣労働、ベトナム戦争への派兵、サウジアラビアの建設現場——そうした私たちの歩みとどこか似ている気がして、胸が痛む。

なんだか深遠な作品。作家の意図を読み取れなかったㅠ_ㅠ


展示館の2階には、さまざまなポーズをしたたくさんのピエロたちがぎっしり。 それぞれの姿で休んでいる彼らは、どこか疲れてしんどそうにも見える。一方で、色とりどりの明るい服を着たピエロたちが集まることで、空間全体は明るく多彩に完成していた。 作家の意図を正しく受け取れているか分からないけれど、「一人ひとりは孤独で疲れて苦しい。でも一緒に集まれば新しい理想郷が見える」——そんなことなのかもしれない。


鑑賞を終えてカフェに座り、ティータイム。地下には本を読みながら休めるスペースも用意されていた。 美術館や展示館はわりと好きな方だけれど、思った以上に難しい作品が多かった。

アートを通じて、多様性と共生、環境、社会的価値について考えることができる文化空間です。2021年の開館以来、国内外の多彩な作家による質の高い展覧会を開催し、済州を代表する複合アート空間として定着しました。展示ごとに奥行きのあるテーマと没入感のある空間演出が際立ち、鑑賞にとどまらず特別な体験とメッセージを届けます。洗練された建築美と感覚的な展示空間に加え、カフェやギフトショップも備えており、アートと休息を一緒に楽しむのに最適です。ボンテ博物館、方舟教会とあわせて巡るのにもおすすめの済州の文化芸術スポットです。
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