今日も雨が降っている。雨の日になると、つい決まってやってしまう自分だけのルーティンがある。

雨の日ほど、森の香りは濃くなる
雨が降ると朝早く起きて、レインウェアを身につけ、森へ向かう。濃い森の香りと雨音の演奏を聴いていると、心がすっと落ち着くことが多い。 そしてもうひとつ。行きつけの茶屋に立ち寄り、雨水が流れる窓を眺めながらお茶を飲む。

気持ちを伝える、あたたかい一杯
涯月邑(エウォルウプ)ユスアムリ。済州島の中山間にあるこの小さな村に、よく通う茶屋がある。

店主が中国から直接仕入れた、本場のプーアル茶を味わえる。


好みに合わせて席はいくつかあるけれど、私は店主が「ティーバー」と呼ぶ席によく座る。 静かな茶屋でいろいろ話せるし、お茶の説明も聞けるのがうれしい。

何よりいいのは、定額を払えばさまざまなお茶を時間制限なしで飲めること。


ここユスアム村が故郷だという店主は情熱にあふれ、中国でお茶の資格を取るほど。お茶に関してとても正統派だ。

中国から直接入ってきたお茶たち。地域ごとに味や香りが違うのだそう。一般的なプーアル茶から高級プーアル茶まで、紅茶・青茶・白茶など、さまざまなお茶がそろっている。


これまで集めてきた骨董の茶器を展示していたり、一部は販売もしている。 それとは別に、茶器をひとつずつ紹介してくれたり、実際に使わせてくれる機会もある。茶器によってお湯の注がれ方の“筋”が違い、茶の風味まで変わるのが不思議だ。



すると突然、「新しい抹茶が入った」と言って抹茶を取り出してきた。


独特な手つきで抹茶を点てはじめ、冷たい和菓子を“氷”代わりに添えて出してくれた。- 香りは濃く、お茶はとろりとした。


香ばしい香りとあたたかい気持ちが行き交い、しばらく談笑しながらお茶を楽しんだ。

コーヒー中心の一般的なカフェとは異なり、茶文化に特化した空間です。プーアル茶をはじめ多彩なお茶を専門的に提供し、ティーオマカセ、ティークラス、茶道体験などを通して香りや味わいを深く楽しめます。落ち着いた端正な雰囲気の中でゆったり過ごせ、茶に馴染みのない方でも心地よく楽しめる内容になっています。済州旅行の途中で少しペースを落として特別なティータイムを味わいたい方におすすめの一軒です。
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