早朝、ムンドジオルムに登る。

人が少なく、静かに満喫できる数少ないオルムだ。特に、オルムの上に広がる広大な草地と、どこまでも続くコッチャワルの森を一望できる景色は、誰もが引き込まれる不思議な魅力を持っている。

済州はいつも私に新しさをくれる。コッチャワルの中の小さなオルムに、こんなに広大で素敵な景色が隠れているなんて思いもしなかった。


遥か彼方の海に立つ風車、どこまで続くのか分からないコッチャワル、そして屏風のように連なる漢拏山の稜線。すべてが完璧だ。
ムンドジオルムを下りる道すがら、華やかに咲き誇る花に誘われた。

チャサンファルは、仲の良い姉妹が、済州の自然をお茶に映し込み、通りがかる人に休息を届けてくれる場所だ。

毎日飲んでいたコーヒーが、ある日突然苦く感じる。
視線に導かれていた私が、香りに導かれ、
特別さを求めていた私が、ほのかさを求めるようになり、
型にはまった“コンデ”が嫌いだと言っていた私が、いまは手順にこだわる。
華やかだった花びらは落ち、固い実へと変わっていく。


オーナーが自分で描いた絵を隣の建物に展示し、ギャラリーとして整えている。読書台が目に留まる。次は本を一冊持って来よう。
せっかくなので、チャサンファルから遠くない楮旨(チョジ)芸術人村も見て回ることにした。
全国的に有名な芸術家たちが集まり、文化芸術の村を形成している。それぞれの個性が際立ち、文化の香りがひときわ濃い村だ。

私たちは、「探検者」というテーマで展示が行われている現代美術館へ向かった。美しい自然の景観に比べると、済州は文化空間が少ない。けれど、他では見られない“いちばん済州らしい”芸術作品に出会える場所でもある。


思索の道に沿って村の道を散策し、公共収蔵庫に立ち寄って、現代美術の潮流とも言われるメディアアートを鑑賞した。



クオリティの高いメディアアートだった。特に、済州の四季を表現した作品は今も印象に残っている。
イラクに由来する独特の建築様式「テッシュフォン」を見られる城イシドル牧場を訪れた。テッシュフォンの窓枠に腰掛けて、素敵な写真を残せる。


城イシドル牧場の道を進み、森のトンネルを抜けると、「セミ恩寵の園」という巡礼路が現れる。

神聖さに満ちたここは、信者がいつでも訪れて共に祈れる場所だ。巡礼路を歩いていくと、サンモェソという池にたどり着く。

幼い頃に洗礼を受けた妻が、使徒信条を唱える。
見慣れない妻の姿を、少し離れて眺める。
もし私のように信者でなくても心配はいらない。信仰に関して、ここには差別がない。

済州島の中山間に位置するセミ恩寵の園は、澄みきった空、手が届きそうな雲、その下に広がる草原を抱く場所だ。
いつの間にか日が傾き、西の海が夕焼け色に満ちる頃、私たちはチョンムルオルムに登る。

夫婦でよく訪れるオルムだ。近くには有名なクモルム、セビョルオルムがあるが、旅行客が多すぎる。
チョンムルオルムの山頂は、椅子が4脚あるだけの、あまり知られていない小さなオルムだ。でも、“自分だけの済州”を切り取るには十分だ。


コメント
3件새미은총의 동산...제가 정말 애정하는 곳입니다^^
@김미라 저희는 이번에 준비하면서 알게 되었는데 정말 너무 예쁜 곳이에요!!
@햇님 아름다운 영상에 좋은 정보들 감사해요!^^